2017年10月15日

秋 波止

近頃は、ほぼ毎日、電気浮きを眺める。
緑の灯りがゆっくりと水中に引き込まれ、じわっと滲み、ぼけて、小さくなって、ユラユラ揺れる。
すべて太刀魚の仕業。
秋の夜、大阪湾ではどこの釣り場もまるで灯籠流しの如く幾多の電気浮きが浮かぶ。
この風景はまさに秋の風物詩。
実は言うと太刀魚釣りはとっくに飽きていた。
ルアーを使えば、手軽にその日喰う分ぐらいは釣れる。その気になれば近所に配れるほど釣ることも、よい日ならそう難しくもない。1時間で30匹以上釣ったこともある。
だが、今秋、ハマってしまったのは浮き釣り。
今までやったこともなかった餌釣りでの太刀魚釣り。
これが、なかなか思い通りにいかないのだ。
これまでに、複数の友人のルアーマンに太刀魚は浮き釣りがオモシロいと薦められたことがある。バスマンの自分はそれに聞く耳を持たずを全て聞き流してきた。
この秋、ようやく彼らが言ってたことが理解できた。
ほんと上手くいかないし、思い通りに釣れない。そこが実にオモシロい。
でも波止には必ず上手い人が数人居てて、と言うことは自分の腕が未熟であることは明白だ。研究熱心な自分は、葛藤の挙句、一人のおっちゃんに、色々教わることに。
釣りココロを引っこ抜いたら、なんの取り柄もなさそうなとっても素敵なMさん。毎夜何十匹も釣り上げる。
自分はそのおっちゃんを見習って、市販のワイヤー仕掛けとケミホタルをやめた。
そして、あれこれ聞いて1週間ほど経った頃、Mさんはおもむろに自分にあるものを差し出した。それは自作の仕掛けだった。目から鱗。なんてないシンプルな仕掛けだが、この部分はとても大切な釣り人の努力の結晶。
。先達の教えは、ありがたく継承するのが自分流。見慣れない針がついていたので、聞いてみると、それは◯◯針だという。一般には流通していないらしい。とあるルートから数百本単位で仲間達と取り寄せるとか。鉤素もしっかりラインシステムが組まれている。
なんというか...奥深い!おもしろい!
餌を自然に漂わし、確実に食い込ます。経験から導きだした一つの答え。
今では一般的な釣りになった太刀魚釣りにも、きっと歴史があり、伝統があるんだろう。
家から釣り場まで10分もかからないから、飽き症の自分にはもってこい。
1日2時間のまどろみ。
しかも夜がメイン。バスと被ることもない。
そもそも海釣りが性にあわない自分が、何故かこんなに熱心に...。
さあ、もっともっと、この釣りを知ろう!

と、思った矢先

週間天気予報はずっと雨。
posted by ns at 22:05| 日記 | 更新情報をチェックする

2017年10月13日

T字アクション

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あるときはCOOL WISE MAN.
あるときはT字路s。
しかし自分のよく知る彼の姿はこれ!

ツアーが終わればほぼ琵琶湖にやってくるバスクレイジー篠ちゃん。
今回は大荒れが見込まれるので、ちょい大きめの和船を借りて出航。

予想した時間帯の午前11時過ぎ。
狙ったルアー。琵琶湖の真ん中。

堂々と54cmのビッグバスを釣り上げる。

ほんと、たいしたもんだ。

追記
どうやら4.5日滞在してた模様。どんだけタフなんだ。
その間に送られてきた写真は柏木さんと後で合流した友人が釣り上げた62cmのバス。
篠ちゃん自身も結構な釣果だったみたい。
ほんとたいしたもんだ。
本職 ベーシスト (Bassist) 。まさにBASS IST!!
posted by ns at 22:38| 日記 | 更新情報をチェックする

2017年10月11日

penguin

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penguin cafeのコンサートへ。
80年代に世界中で人気を博したペンギンカフェオーケストラ。
多分、その影響をもろに受けれたのは僕の世代がギリギリか。
本当いいグループ。若気に少し陰りが見え始め疲れはじめた世代にぜひ聞いてほしい楽団。
そのフロントマンであるサイモンジェフスの息子が結成した言わば二代目となる楽団がペンギンカフェ。
ゴリラズやスウェード、トロージャンズのメンバーも在籍するスーパー楽団!
もう、これが想像以上に素晴らしくて....。あの感動を書くのは到底無理。
客席側から二匹のペンギンが現れ、ステージに登りウクレレ?で二重奏。
そこから、どんどんと、とにかく別世界に引き込まれていく。
まるでおとぎ話の世界。
興奮とリラックスが体内で同期。西洋音楽が培ってきた奥深さを思い知らされた。
それとアンプラグドな楽器の生演奏は、やはり素晴らしい。

あっという間に過ぎた数時間。釣りと同じ位の時間の速度。
素晴らしい時間は、瞬く間に過ぎる。
全速力で生きなければ、くだらないもんにすぐ捕まってしまう。
だから、いい音楽を聴きに行くことは大事なライフワーク。
釣りしかり。

penguin_osaka.jpg
みんなで記念写真。

posted by ns at 23:49| 日記 | 更新情報をチェックする

2017年10月09日

伝授

10月と言うのに紀伊半島のとあるリザーバーではセミは鳴いてるはカエルも鳴いてるはの、妙な暑の戻り。
息子の釣欲を解放する為にボートを浮かべる。
春にも同行したOさんも誘う。色んな人の釣りを見せ、体験させることが上達への近道。
今年は去年に比べると釣果も随分とあがり、かなりの成長を見せた。このままいけば今年はボーズ0で終われそうだ。なにより半分は狙い通りにトップでキャッチしていることがとてもいい経験になったはず。本人曰く「完璧なアワセができるようになったから」と生意気なことを言ってるが、実際のとこ「好きこそ物の上手なれ」というのが真の理由だとおもわれる。
自分が小5の時なんて、バスなんて幻の魚。一年に3匹も釣れば学校でNO1だった。
それを考えると今後どう成長するのか楽しみでもあるが、不安でもある。
この日も4匹釣り上げ、そのうち3匹はトップ。
ボートを車に積んで後片付けを済ましても、一人スロープでずっとキャストし続ける夢中さ。
きっとバスのことをもっともっと知りたくてしかたないのだろう。
自分もまだまだブラックバスに夢中だが、そこは知恵の悲しみというやつ。
なんというか純度に違いを感じる。

なんかとても羨ましい。

釣魚は追いつめるものではない。追いかけ続けるもの。
どれだけ釣りが進化しても、これは絶対的ポリシー。
これが純粋無垢な釣りのオモシロさ。
だ。
posted by ns at 03:30| 日記 | 更新情報をチェックする

2017年10月06日

秋の隙

秋の夜長。季節の変わり目。
何故かココロがナイーブになる。
ココロに、いわゆる”すき”が生まれる。
新たな趣味や好みに感化され、センスの変化や更新が行なわれるのは絶対この時期だと思う。
ココロにできた”隙(すき)”に、アメーバがスルッと流れ込んで新たな自分がアップデートされる。
これが成長か退化か、はたまた気まぐれかはわからない。
が、この時期に受ける刺激は、老いを感じだしてから素直に受け止めるよう務めている。
そうでもしないと老いが加速しそうな気がするから。

相変わらず釣具には気狂いといってもいいほど魅了され続けてる。
それは毎回ロットンに向うのを躊躇してしまうほど。
ここ数日でいえば津波やジョーカーの新作なんて.....毒そのもの......。
六度九分にガウラ.....理性が崩壊したら破産あるのみだ。

さらに最悪(最高)なことに...
自分にはもう一つ、釣り同等に人生不可欠要素がある。
それは音楽。釣りは10歳に、音楽は11歳に開眼。
この音楽も例に漏れず、この時期に大きなアップデートを果たす。

数日前に、ふっと、隕石の如くカマシがココロの隙に落ちてきた。
何故かこれまで聞いてもさほどココロに響いてこなかったが、突如、彼のサウンドがココロに突き刺さってきた。感性とは一体なんなのか?つくづく自分がわからなる。
にしてもKamasi Washington!!現代ジャズの最高峰。間違いない。
昨夜は新譜CDを買った黒松君の家まで押かけてレンタルしてきた。
自分用にはレコードを購入。
24時間、四六時中、彼の音が耳に鳴り響く。

おかげで今年の秋の夜長は、秋の夜短になりそうだ。
posted by ns at 01:23| 日記 | 更新情報をチェックする

2017年10月01日

NO FUTURE

選挙らしい。何やら荒れてる。
離党、新党、合流、公認......。
なんかメチャクチャ。政治家がご乱心。ブレぶれ。
気持ちはわかる。選挙に落ちたら先生からただの民。
寒くなる前に無職とは、なんとしても逃れたい。
何が何でも受かりたい。
強者に寄り添って、大船に乗って、長いものに巻かれ、藁にもすがりたい。
気持ちはわかる。ただ、そこに信念はないのだろうか?
なんというか..おぞましい。エゴのモンスターが勢揃い。

と、言ってはみたものの人間そもそもエゴの塊。

自分も例外ではない。自分の立ち位置、生活は最重要。
だからはっきり言いたい。
外来生物法という特定の生物の生きる権利を剥奪する退歩的な残虐な法で、多くの国民の声を全く無視してほぼ独断で我らの「ブラックバス」を吊るし上げた張本人『小池百合子』が大嫌いだ。
顔も見たくない。あれこそ、エゴの塊。 

なにが 希望の党だ。

我々の希望を奪った人間が、何をおっしゃってるのか???

しかもなんだ。先日「リベラル派を排除する」と宣言しやがった。
釣りと政治、ポジションは違うがなんか腹立つ。

小池ブームは一体なんなんだ。
まったくもって正気じゃない。
posted by ns at 22:08| 日記 | 更新情報をチェックする

2017年09月24日

洞察

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TOP WATER JUNKY
HOLLW PATE

74mm
3/4oz class

LIBERAL ANGLERS SP [OW] -orange wing


自然への執拗な観察から罠を仕掛ける。その部分では釣りも狩猟と同じ。
TWJのプラグは明らかにバス独自の動向から思案して形造られたものが多い。

HOLLW PATEはペンシルポッパーではなくポッパーペンシルとされている。
ペンシルのように扱えるポッパーではなく、ポッパーのようにも扱えるペンシル。
だからラインアイの位置は水を押すのにはベストなセンター位置。
ずれているのは窪み。名が示す通り頭に窪みが施されている。
この微妙な配置がペンシルとポッパーそれぞれの役目を分離させ、ラインスラックとロッドワークによる使い分けを可能としている。
この窪みのズレこそが、HOLLW PATE最大の決め手となるトラップを仕掛ける細工となっている。

バスという魚は、猛烈に突然のアクション変化に反応反射してしまう魚。
例えば、突然の平打ちやダイブにジャーク。それはスレたバスや活性の低いバスになればなるほど効果的。
ただ2つ以上の機能を携えた多くのプラグはその機能が同時に働くようにビルドインされているので、アクションに劇的な変化を与えるのは困難だ。
2つのアクションを別々に扱えるプラグ、やはりそういうものが時に理想的な場合がある。

例えば、今月初頭の釣りでのこと。
同船者が投げたプラグが数アクション後に強烈なバイトで吹っ飛ばされた。
この魚がまだ喰う気がある場合、もう一度バイトに誘い込むには次のワンアクションがとても重要となる。
この時、川と言うこともあって流れでラインが流されていたためプラグが明らかにおかしなアクションをみせた。
その瞬間、結果的にランカーサイズのそのバスは躊躇なくもう一度プラグを襲った。
言うならばリアクションバイトのようなもの。

もしもペンシルベイトを追いかけてきたバスが一瞬躊躇したら。
その瞬間、目の前でいきなりガボッと破水音で仕掛ける...。
この奇行にバスは耐えれるか?

このHOLLW PATEは、明らかにそんなバスの行動や性格を丹念に観察して生まれたバスプラグだとおもわれる。

世の生物の形は、全て理にかなって進化してきたもの。それは大抵、外敵から逃げ延びる為の進化。
しかしバスプラグの場合は逆。つねにバスに襲われやすいような動きや色を探求している。
道具という強靭な容姿の奥に秘められた弱者としての欠点や性格。
さらには弱者ならではのアグレッシブさ。
それがやたらと生々しく映えるプラグがある。
それは生き物らしさからくる生々しさであり、人間の巧妙な罠の生臭さでもある。
このHOLLW PATEはまさに。

個人的に基本ペンシルと言いつつも、このHOLLW PATEのフォルムがポッパーに寄せ気味なところが心憎い。
それと何故か7.4mmというショートサイズにも関わらず、全くそれを感じさせないボリューミーな存在感もずる賢い。
きっとこれがフィールドで導きだしたベストだったのだろう。

LIBERAL ANGLERS SPは、RWのオレンジベリーバージョン。
日本のバスには見覚えがあるであろうこの配色。
きっと集魚力とアクションが際立つ。.....はず。

アルパカどうぐ店にて 

posted by ns at 06:29| 日記 | 更新情報をチェックする

2017年09月18日

こだわり

「こだわり」という言葉が好きでない。
そもそもこの言葉、現代の「ヤバい」と同じで、本来悪い意味の言葉が一転してよい意味で使われるようになったもの。
そんなことはどうでもいいが、とにかく世に溢れかえる乱用が虚しさを誘う。
なんでもかんでも何かあれば...「こだわりは........」。
なんだか拘ることに拘りすぎ。
雑誌やWEBを開くとどんだけ目にすることか...。
世間でいうこだわりは、受け身の立場から言うてしまえばそれは最低限ラインのものであって、敢えて押し付けがましく訴える必要があるのかとおもう。黙ってても気づかせれないものは所詮それだけのもの。なんというかこの反復される「こだわり」という言葉にはもはや価値はなく逆に軽薄に伝わってしまう場面もしばしば。
ハイレヴェルを「こだわり」ではなく自然体でこなしてるものに心躍らされるのは自分だけじゃないはず。

この考えは、ほとんど作り手の言葉が残されていないクラシックな道具や服に音楽などに魅了されてきて養われたあげくの思考。
死人に口無し。しかし残された素晴らしい”もの”達は圧倒的な執着心を放つ。

ようするに作り手の苦労話や説明を、そのものを五感もしくは六感で感じる前にドサッと聞かされるとどうしても感動が薄れてしまうということ。それが衝動を抑えこんでしまうということ。

だから、自分は拘らないことに拘りたい。
決して「こだわり」という言葉は使わないが無言で拘りたい。
posted by ns at 22:13| 日記 | 更新情報をチェックする

2017年09月16日

写術

バスプラグはリアルな方が釣れるなんて考えは、そもそも間違いでナンセンス。
そんな単純な答えなら、現在この世に存在する数々のスタンダードカラーのほとんどが出鱈目ということなってしまう。
いうなればアメリカバスプラグの長い歴史を否定することにもなる。
決してそうではなく、小魚のイミテーションから脱却したところに本質を見いだし進化してきたのがバスプラグだ。
カラーリングしかりフォルムしかりアクションしかり。
とはいうものの、すべてを異物にしてしまうとそれは釣具として全く味気のないものになってしまうのは確か。
裏付けとしてなんらかの形で「魚」または「生き物」を感じさせる部分が絶対不可欠で、その表現の具合がそのバスプラグ特有の個性と絶妙さを決定づけている。
特にトップウォータープラッガーはそんな矛盾やアンバランス具合を愉しむ感覚、趣向が強いと思う。

そこでだ。ナチュラルプリントカラーだ。70年代からバスプラグに続々登場したあのリアルプリントカラー。
なんなんだあれは?当時の最先端?
あれで本気でリアルを目指したのか?真面目にバスをだまそうと考えたのか?
その感覚がとてもオモシロい。
リアルと言っても手書きによる描写の転写。冷静に見ればそれは図鑑的で全然自然寄りではない。
しかしそれをリアルと麻痺させてしまう魔法の魅力。これこそバスプラグならではだ。
そしてプリントものといえば忘れてはいけないものがもう一つ。
絵より大雑把で単純で安易な発想、それは”フォトプリント”だ。
サルモ社など欧州のメーカーによく見かける気がするが、これはほんとバカげている。
こんな子供ダマシを真面目にやってしまうところが、とっても素敵。

日本にもそんないい意味でのプリミティブなフォトプリントものがなかったかとよくよく考えてみると.....あった。
そういえば津波ルアーズがプラスチックのビートジャックにバスの写真を貼付けたものがあった。
で、事務所に行ってストックはないかと聞いてみるとバックヤードから少量だが出てきた。おもわず笑み。
そんな訳でこの真面目か、おふざけか、真相はわからないが確信犯的なフォトプリントビートジャックを、アルパカレコメンプラグにイン。

こんな脇道視点で名品珍品を収集していきたい。

奇しくも正規リリースは2011年9月16日、アプパカリリースは2017年9月16日。
6年遅れのニューリリース。

アクションではなく写真でバスを釣る。冗談もほどほどに。

アルパカどうぐ店

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posted by ns at 09:42| 日記 | 更新情報をチェックする

2017年09月13日

あらぐい

台風前後は、よく釣れるという。
満月の大潮は、よく釣れるという。
極度な大減水は入れ食いになるという。
釣りには様々な説がある。
どれもこれも実証はされているけど、ダメな時はやはりだめなもの。
それが釣り。
そんな数ある説の中で今年の春、一つだけ目の当たりにしたものがあった。
それは大減水。ここでいう減水は単なる減水ではなく、もはや大きな水たまり状態まで水位が落ちて、水質も泥水のような危機状態。こんなん釣りにならん、それより魚大丈夫か?って心配してしまうほどの状況。
昔、某ダムが数百メートルの水たまりにまで水位が落ちた時、トップで大爆釣した話をきいた。きっとパニックまたは生命維持の本能的補食のようなもの。今回もその時と同じようなことが起きたのだと思う。
まるでTVでみる70年代のオイルショックでスーパーに民衆が押掛けるさま。
野池だったが池の水は10%以下。黒っぽい泥水。ほぼ浅瀬。
その状況を見たとき、これはダメだとおもったが水面を見てるとボイルの嵐。
1キャスト1バイトの勢い。荒食いとは、まさにあのこと。


さて秋。荒食いの季節。

持論では「秋の荒食い」とは元来、海釣りの言葉なので、それを淡水釣りにあてるのはちょっと無理があるんではないかとおもっている。。
バスの荒食いは早春と初夏が鉄板。

でも、一度は伝説の秋の荒食いを体験したいものです。
posted by ns at 22:36| 日記 | 更新情報をチェックする