2015年07月30日

タックルボックスが重すぎる

先日のお出かけで、およそ100回の赤信号に捕まった。100回は大袈裟かもしれないが、しかし、ひょっとしたら100回以上かもしれない。とにかく赤く丸い光を恐ろしいほど睨み続けた。100という数字は単なる形容にすぎない。あれほど信号に時間を潰されたのははじめて。はたまた厳重に守られたのか。
そして立ち小便をするため入った草やぶでは、異様な光景。
時は夕方。薮の中でカラスと目が合う。カラスは首をクイッと上げ、そのまま斜めに傾けて喉を膨らました。
何かを呑み込んだ。それから、こちらを警戒しつつも、キョロキョロと薮の中に何かを探している。
すぐに次の何かを見つけホップステップで捕らえた。そしてまた、首を上げ、捻りながら喉を膨らます。
明らかにディナー中。そのメニューは蝉の幼虫。何年も暗い地中で堅実に暮らしてきたが、遂に本能の虫の知らせがあり地上を目指す。最後の時間、生き物の最も意義のある瞬間を謳歌しようと、穴から這い出て、命をふりしぼり木を登る。
そんな希望に満ちあふれた彼らをパクッと呆気なくゴクリ。
カラスが蝉の幼虫を喰うなんて驚きだが、それ以上にその喰うタイミングが実に過酷だ。
ひたすら繰返される野生劇場。
そっとその場を離れ、人の世界へ逃げを打つ。
その夜、変な夢をみた。
何故かインド旅行に行く事になっている。事前に見知らぬ誰かから手続きなどの細かい説明を受ける。これがややこしい。だが、何とかなると6時間前には空港へ。やはり食べ物を持ち込む手続きが上手くいかない。これの説明をもっとしっかり聞いておけばよかった。あっち行ったり、こっち行ったりしてると、搭乗時間のアナウンスが鳴り響く。渋々、果物類と乳製品をあきらめて走る。が、ゲートでパスポートを忘れてることが判明、THE END。
22万の水の泡に悔やむ一方、インドに行かなくてすんだと安心していた。

何でもない暑い一日。
なのにあとで思い返すとごちゃごちゃな日々。

ちょっとタックルボックスが重すぎる。

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2015年07月27日

巨大魚

殺人的な暑さに、クーラーのきいた車からでる事もできず、それでも汗だくの昼寝をして夕刻を待った我らフィッシングクラブ。春の小鮎以来の琵琶湖。久々の陸釣り。相変わらず広くて感覚が狂う。湖沼河川の釣りで養った”感”は、逃げ出したかのように姿をくらます。とにかく、投げまくるしか手段はない。
夕マズメの最後の最後。日曜日のエンドロールが流れはじめたころに、何とか一匹キャッチ。
ホッとして、やっと周りを見る余裕が。
なぎさ公園と呼ばれるこの場所は、はじめて琵琶湖に釣りに来て、そしてワンシーズン通いつめた22年前はまだ工事中だった。ようするに、立ち入り禁止の工事現場だった。朝から膳所の小林貸船釣具店でレンタルボートを借りて釣りをして、暗くなるとここへ忍び込んでは、既に積まれていたとぎれとぎれの護岸の際に、当時、代々木のカディスで買ったハンドメイドポッパーを投げ、百発百中でバスを釣っていた。あの不法釣場は今やこんなに立派な公園になった。見渡せば、カップルや外人、子供に老人とまさしく公共の場というにふさわしい場所になった。だが、記憶にある風景と今の景色とにギャップがありすぎて、全くもってシンクロせず、違和感がたっぷりの場所にしか自分はみえない。
でも、一つだけ変わらぬ光景を目にして、一気に思い出の中に引きずり込まれた。
それは、夕方も深まると、鯉の群れが浅瀬にやってきて泥を漁る光景。
はっきり言って、気持ち悪い。が、なんだかそれにホッとした。
さらに、ドキドキした。
何故かというと、その群れの大将はゆうに1メートルを超える大物。太り方も尋常じゃなかった。よく考えるとあんな大きな鯉をいままで見たことはない。鯉には萌えない自分が息をするのを忘れるほど静かに気配を消して大興奮した。その無言の絶叫は、わが?楽部会員には聞こえたらしくすぐさま近くに近寄り、その鯉を目撃し、一言。「デカすぎやろ」。声もでかすぎ。こちらに気づいた巨鯉は、ゆっくり沖にきえていった。
ほんとに呆気をとられた。その後ろ姿は、子供の頃に釣りキチ三平でみた滝太郎が地球の割れ目に悠然と帰って行く姿と即座に重なった。
あれを釣りたいとは思わない。できれば誰の釣り針にもかからず、もっともっと大っきくなってほしい。
フッとおもう。ひょっとしたら20数年前に自分がよくみてた群れの一番後ろの方を必死で泳いでた小僧が、あいつかも。
妄想が時の流れを感じさせる。再会というやつか? 釣りにロマンはつきもの。
そうだ名前をつけよう。
滝太郎にちなんで、鉄太郎。ヤツは泥をあさり鉄くずを喰ってるにちがいない。
そして夜が好きみたいだから、ナイトの鉄太郎。
いや、もとい、ナイト王”鉄太郎”52歳。これに決まり。
何だか名前をつけると、釣りたくなってきた。不思議なもんで。

いや、やっぱりやめとこ。。
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2015年07月22日

ワーク

西日がキツすぎて、相変わらず足掻いてるのには違いないが、それなりにやれることはやっている。ただそれが直接私的なことではないので進歩なしと錯覚を起こしてしまいそうになる所存。
先日のホッツィー・トッツィーへの強烈なストライクはそんなこんな煩悩を真っ白にリセットしてくれた。
そうこうしてるうちに夏到来。どさくさに紛れて波に乗る。
最近のWORKSは、津波ルアーズとジェニュインレコードに絡んでみた。
津波ルアーズのは、ほぼ1年ほど前からはじめたのでもはや大河ドラマ。去年の春にフラットフィッシュのスーパービッグT-55にハマってしまい、ビッグルアーがマイブームに。定番のビリーバーはもちろん、海外のビッグルアーの大胆さに興奮を求めた。だがこれらは既に十分実績あるルアー。だから、もっともっと未知なる刺激を!!となって、ウシガエルの人工孵化を開始した。国産ルアーでいえば、クワイエットファンクのデカダンススーパービッグなんかと同じ類いのやつ。
ようやく完成してホッとした。そのタイミングでTVでは「ど根性ガエル」が、実写版でドラマ化し、進撃の巨人の実写版映画が、まもなく公開される。これはうまいこと波に乗ったもんだと思ってるのだが、これ単なる思い込みか。自分的にはウシガエルはまさに「進撃のど根性巨ガエル」なのだ。
はたして最初に制するのは誰なのか?
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挑戦者募集!

でもって、今年もジェニュインレコードのTシャツの海賊盤を作ってみた。夏だから許されるおふざけ。プロレス的挑発。どこかの釣り場で、それぞれ本物と偽物を着た釣り人がばったり会うってことがあれば、最高に気まずくて素晴しい場面だとおもうけどなあ。考えただけで笑える。釣りをフルスロットルで楽しもう。
ちなみに、いつかは逆転して、向こうが偽物と呼ばれることを目標にしています!!
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ジョークのわかる人 募集!!

一言。
すべて、ふざけてるわけではない。
本気の遊び!!
生き方とは、遊び方!!
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2015年07月16日

インスタグラム

最近、なにかとよく聞くのは「インスタグラム」。
ミクシーとかツイッターとかは、もう古いのか?
その辺の事情に全くついていけてないローな自分は、昨日、東京の旧友から送られてきた玉手箱のような郵便物を開けてニンマリ。RAW RECORDのTシャツ!!

最初は、全く興味もないから知らんぷりしてたけど、インスタグラムはどうやら「写術的」なやつらしいことを知って以来、友達がスマホ持ってたら、「インスタ見せて」と言い、自分の関係者達の写真を覗き見している。
皆、見事な写術なもんで、これほんと文明の進化というヤツを感じずにいられない。
お手軽にあんな素敵な1コマを残せるのは素晴しいこと。時代の加速は一概に悲観的なことばかりではないことを学ぶ。今のガキ共が育った頃は、きっと.....恐ろしいアレが人々のポケットに入ってるんだろうに。
それでも、釣りには絶対に手こずる。これは違いない。
魚族は進化が止まった渋い文化を確立してるから、逆に人類との距離はドンドンと離れて行く。に、違いない。
我々はカエルのルアーを大切にしなければいけない。

そんなインスタ。
なんと自分にもできる事、判明。

気まぐれだけど、ちょっと挑戦してみることに。
というか、既にしています。

その日、目に入ったベストデザインをカシャリと切り取っています。



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2015年07月11日

行列

行列に並ぶ。
せっかちな自分はこれが苦手。日本人は行列があると目的は二の次で並んでしまうという妙な気質をもっているとTVで文化人とされる人達がよく胸を張って断言するが、それは簡素すぎる見解でどうかとおもう。確かに、行列は行列を生むアリ地獄ではあるが、これはおおかた、優越感に惹き付けられてるものとおもわれる。食欲も物欲なんてもんも全ての先には優越感が眩しく輝いている。この時代、ワールドワイドウェブってもんでリアルタイムに、自身の自慢の行を世界に発表できるもんだから、皆こぞって行列に並ぶ。これは気質でなく、個々の自己顕示欲からなるもん。。踊って踊らされる群衆の心理現象だ。
というわけで、自分も今日は行列に並び、気を吐いてみた。
ただし、この行列は健全そのもの。近所の田尻漁港日曜朝市のような清々しさ。
中津はイレクターズの恒例アメリカ便の初売り日。初参加。
はっきり言って、気持ちよかった。快心。
12時オープンに関わらず2時間も前から野外遊人がゾロゾロ集まりだし、30分前には長い行列が。
オーップンと同時になだれ込む野外遊人。すでに野生化。迷いは禁物。一瞬の迷いは他人の決断に早変わり。秒単位でオーナーが決まって行くアウトドアグッズに釣り道具。アムコにもさわれず、気になったジャグも次々、誰かの手が伸びて行く。ランタンなんて秒殺。嗚呼。嗚呼。嗚呼。素晴しい。
自分は友人達の希望が込められた教科書的な釣り雑誌を確実にゲット。全ては手にしてはないものの、満足いく収穫は得た。ほぼ30分ほどで見事に山賊に襲われたような風景になった店内。皆さん、お見事。
実に面白かった。久々に野外遊人の情熱を見た。
遠方からも結構来てた。凄いね、イレクターズ。
ちなみに、向かいのアメリカンアンティークの家具&雑貨ショップのSHABBY CHICもアメリカ便初売り。もはや、目に毒。まともに欲に従えば財政が即ギリシャ状態に陥る。
ここは、  に  げ  ろ   だ。

今日の中津は湿度0%の熱風乾燥地帯。

「ノリチカさん塗装中やけど、抜け出して来ました」と言うteatのスタッフ”バルーン”は完全な出遅れ(笑)

なに作ってんやろ。気分は即座にteatへも行列。

気づけば、小さく前習え!!!!な日々。
日々、なにかに並んでいる。

今さらやけど、マリリンモンローにハマる。 今日この頃....。
posted by ns at 23:52| 日記 | 更新情報をチェックする

2015年07月09日

輪切りの木

ひと釣り終えて車に戻る。
収穫は二人で4匹のブラックバスと輪切りの木。
とある流れ込みに上陸した際に拾った。そこには大小さまざまな輪切りの木が大量に転がっていた。捨てられたのか、流されてきたのかはわからないが、間違いなく持ち主は不在。だから、遠慮なく拝借。
直径一尺ほどの手頃なものをチョイス。年輪は美しくも意味深い。インテリアにも、鍋敷きのような実用品にもなる代物。ひょっとしたら、この乱雑な輪切りの山は一攫千金の山じゃないのかともおもった。どこかのマーケットでずらりと輪切りの木を並べてその中央の大きな切り株に腰掛けている自分の姿まで考えた。悪くない。ひと時の開拓者。だが、現実味はない。まずこの輪切りをかき集める労力と時間が割りにあわない。それほどに広い範囲に輪切りの木が大量に雑然としている。その圧倒的な光景にきっと頭の中もかき乱されてるだけだ。
そんなカオスな場から、拾い上げてきた貴重な一輪を車に詰込んだ。
そして、どんどん釣具屋らを積み込んで帰り支度をしていたら、自分からも相方からも視界に入らないところで“ドン”と音がなる。二人で一斉に目をやると、輪切りが地をコロコロ転がっている。
摩訶不思議。二人でタヌキにでも化かされた気分になる。どう考えてもおかしい。二重にした袋に入れ、車の荷台の端にしっかり積み込んだはずが、袋からも抜け出て、水辺に向って転がっていくのだ。地球が一瞬傾いたか、見えない何かが動かしたか、輪切り自らが動いたか。この3つしか考えられない。もれなくいずれも気持ち悪い。
不可思議はやがて恐怖にかわる。
相方の一言「それ、持って帰ったらアカンやつちゃうか」
迷わず、それにしたがう。
自分の見解はこう。
この輪切りはこの地への執着、又はこの地との由縁が凄く強い木。どこかに連れて行かれると気づき、人智の及ばない力が働いた。
間違いない。
おもわず口からでた。
「これもって帰ろうとしたら、ダムに車ごと引き込まれるかもな」
そういうわけで、置いて帰ることに。

帰路に着く。暫くダムのほとりを走る山道。片側は絶壁、もう片側は崖の下に水面を眺める。最初のカーブ、ダンプカーが少しばかりセンターラインを越えてくる。
とっさに「オオオ」。声がでる。
とっさに思った。あの輪切りの木を積んでたら、ダンプはそのまま突っ込んできたに違いない。そして我々は、路からはじき出され、しばし宙を舞い、湖に衝突。湖底へとまっしぐら。
そして、水面にはあの輪切りの木のみがプカプカ浮いている。

これが、輪切り拾いが命拾いした一部始終。

posted by ns at 23:23| 日記 | 更新情報をチェックする

2015年07月03日

オルタナティブ

AM1:50
変な時間に眠り込み、変な時間に目が覚める。
雨音とカエルの鳴き声が聞こえる。
こういう目覚めは、嫌いじゃない。
昨日、数十年ぶりに「キーン」と叫び、両手を広げて走る人をみた。間違いなくアラレちゃん。いい歳のお母さんが子供を追いかけていた。報告までに。

相方の釣り具の行方は今日もなんの手掛かりなし。なんか、身近でこういうことが起きるとほんとテンションがさがる。オマケに自分も車壊れたり、計画が崩れたりで、ついてないことが連発してる最中だから、こうなるとさらに神様と世間への不信感が増す。バカを見るのは正直者だけなのだろうか。
でも、これではいかんと、あらゆる手段で受け流そうと努力する。
いい大人が夜中にルアーを手にして、音楽を流す。
真の釣り人にとって釣具ってのもんには、色んな価値がある。
機能的な価値はもちろん、感情的な価値や記憶的な価値などなど。
今、掌にはT字路sと津波ルアーズの共演”マムシ”がある。
このプラグは自分にはかなり特別な存在。誕生の一部始終を知っている数少ないプラグのひとつ。
コイツは永久に一軍になる。愛らしくてたまらない。
決して洗練さえたデザインでもなく、最先端な器用さを持ち合わせてるわけでもない。
好物はカエルで、得意技は豆鉄砲ぐらい。
だが、色んな人間の遊び心と毒熱と縁が見事に昇華し誕生した貴重なプラグだ。こういうもんは、最近の世の風潮では生まれにくい。いまだSNSが”罠”としか思えない小心者の自分には、世を知る術がとても限られいる。よって徹底的に現場主義にならざるを得ない。だからか、自分の評価には絶対的自信がある。
そういや、粋な話が一つある。
釣りに行ってマムシに遭遇したことはありますでしょうか?道中はともかく、水面で出会ったことがおありでしょうか?自分はない。否や、なかった。
6月初旬、このマムシのサンプルを持ってリザーバーへ釣りに出掛けた。バックウォーター付近で水面をニョロニョロさせていました。すると、岸際から沖に向って、本家ニョロニョロが登場。まさかと思い、ボートを近づけると、なんとマムシ。しかも、T字路sと津波ルアーズの”マムシ”の柄と、瓜二つ。
おもわず、隣にキャストして、2匹でニョロニョロさせて遊んだ。
人によっては、しょうもない一幕かも知れないが、自分にとっては全てが一本に繋がった見事な瞬間だった。

こんなこと書いてると、さっきまで鳴いていたカエルが静かになっている。

マムシが怖いのか。臆病者。

ならば大きなカエルを連れてこい。
格別にでかいヤツを。

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2015年07月02日

帰還願

自分達の釣りは道具ありきの釣り。
とてつもなく人生に刻まれるような魚は例外だが、あらかた魚を逃がすよりは、道具をなくす方がはっきり言って辛い。同じバス釣りを嗜む人間でもここにボーダーラインを引くと大きく二分される。これは限りなく水面と水中の境界線に似ていて、それぞれに熱中する釣り人の特徴にも、ほどほど近い。
単にルアーを消耗品の道具として扱うか、大切な相棒として接するか。
自分は友人の釣り道具を、その友人の分身のように見ている。もしくは一部分。もはや、友人のルアーは自分にも親しい存在であり、ライバルでもある。例えば隣で友人が、馴染みのあるボロボロのビッグラッシュを結ぶと、内心、焦る。あのルアーは百戦錬磨だ..きっとバスは飛び出すに違いない。そういう期待と共に、妙な焦りが頭をよぎったりする。じゃあ、負けじと俺はこの手で誘惑だ、とか、そんな思惑が無意識に近いレベルで働いたりする。
蚊帳の外からは、見たからに楽しげに釣りをしているように映るだろうが、実はお互いの出方を見ながら、まるで将棋を指すかのようにバスとの三角関係で楽しんでいる。自分達の釣りはそういうゲームなのだ。
それでいて同船者の釣ったバスは実に嬉しいもの。喜びのお裾分けをもらえる。
逆に、関係がさらにさらに根深くなると、相方が大物をバラすと、これまた心から喜べるようになる。
笑いさえ込み上げる。惜しかったなあと口ではいいつつなんとも言えぬ安堵が生じる。
なんなのかあれは。別に釣り対決しているわけじゃないけど、道具やバスという魚が絡んでくると、実に複雑な感情が沸き上がる。そして、これにも道具ありきは影響していて、釣ったルアーによってその喜びや嫉妬のレヴェルは上下する。バスをバラした時も、同じく。故に夢中になれる。それが面白い。
そういうあれこれも、結局は釣り道具から生みだされる副産物なのだ。
何で釣り上げたか、何で逃したか。
相方が何で釣ったか、何で逃したか。このプロセスこそがとても重要なのだ。

はっきり言って自分のもっとも因縁深い相方のルアー達はもはや脅威である。だが自分のルアー達も決して劣ることはないので、彼のルアー勢と俺のルアー勢の熾烈なバス釣り合戦はもはや伝統の一戦なのだ。
お互い50アップを数々釣りあってきた。やってはやられ、やられてはやるの名勝負を数々繰り広げてきた。
そんな相方の優秀なバスプラグとタックルが一昨日前、突如消えた。車上荒らし。
その日、ホームリバーできっちり一匹仕留め、その足で電車に乗り呑みに行った。
いい酒だった。やつは千鳥足で帰って行った。その10時間後に電話が鳴る。
力ない声で、「やられた.....」「全部やられた.....」
やりきれない怒りが込み上がる。自分は泥棒がほんとに一番嫌いな人種。
時間が経つにつれ、さらにだんだん、他人事ではなくなってきた。
もちろん相方の悔しさに対する同情はある。だが、一番沸騰しているのは、俺の先鋭隊の最高の好敵手である彼の魂のルアー軍団が突然さらわれたことへの辛さと怒り。あいつらには俺の思い出も入っている。
突然のライバルの誘拐に自分のタックルボックス内のルアー達にも動揺が走りそうだ。
あの伝統の戦いは、一体どうなる。決着はまだついていないのに。

ルアーは主にヘドンとバルサ50。リールはアンバサダー2500CDL。
いずれも古物で思い出が刻まれすぎてオーラ放ってます。
本人、見たら100%わかります。俺が見ても大体わかる。
もし中古屋やオークションでそれっぽいルアーやリールが大量に売られていたら、ぜひご一報ください。
盗難は関西でおきました。


liberalanglers@jazz.zaq.jp

当分、酒を呑む気にもなれん。
posted by ns at 00:01| 日記 | 更新情報をチェックする