2016年06月25日

スリリング

今年みた最もスリリングなファイトの話。

我々が足繁く通う紀伊のリザーバーの最大の魅力の一つはハイランドであること。すなわち眺めが絶景。すなわち山が高い。そんな山々の谷間にダムを作ってるもんだから、水際なんて、ほとんど絶壁。水面下も絶壁。山がそのまま水面に突き刺さっている。
そういうフィールドってのは、やはりストラクチャーが大切。バスは正直もん。
ある日のある時間、我々のボートの目の前に美味しそうなマンメイドストラクチャーが現る。
崩れた張ブロック、その横に自転車らしきタイヤが少し見える。
マサが、すかさずキャスト。ワンアクションくわえた後、見事にフッキング。
きれいにタイヤにフッキング。アーアと言いながら強引にリーリング。するとだ、ラインが一気に水中に引き込まれていく。アーアが、ウワウワウワにかわる。ラインとロッドの角度がドンドン狭まる。つまりこうだ。山の斜面に辛うじて引っ掛かっていたタイヤを動かしてしまい一気に湖底に落下沈下。ゴロゴロとタイヤが急斜面を転がっていくイメージ。そして為す術なく見守って、ようやく止まった。が、ここからがスリリング。
もしもが、頭を翳める。
もしも自転車本体そのものだったら。
もしも途中で立ち木などにひっかかってたら。。
ほぼプラグロストがないサーフェイスゲームの世界。こんなことで大事なプラグを失いたくないのは誰でも一緒。ヤバいんちゃうん--とか口にしつつも、心の中では50アップとファイトしてる時ぐらいの応援。
ロッドが異様に曲がる。巻けない、でも、負けない。
まっさん、ロッドとリールでのファイトを諦め、必死に手でラインを手繰る。
手釣りでの攻防。めちゃくちゃ慎重。なんせ相手は車輪。推定27インチ。
これほどスリリングな攻防今まで見たことがない。。みたくもない!
マックスがやると、なんでも面白い。ミラクルな男。
そして遂にハンドランディング!まるで50アップの下あごを掴んだ時の表情をみせる。

「よしゃ!!写真撮りますか!!!」

どうでもええわ。

でも、撮っとくわ。

漫画的三大外道
やかん 長靴 タイヤ
残すはやかんと長靴。彼ならやってくれそうだ。

そんな彼が計画した集団キャンプ&フィッシングに明日から参加する。
どうやら8人用のコテージを借りてるとか。
でもねえ、3日前に聞いたら、彼、調子のって人集めすぎて総勢27人だとか。
どうすんねん....。スリリングすぎる。
それでも彼はいう。
「全然問題ないっすよ」

あの性格が羨ましい。。
タイヤ釣っとけ..。

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posted by ns at 00:17| 日記 | 更新情報をチェックする

2016年06月24日

憧憬の遊び

近頃のプラグ選びには、自分のタックルボックスからというより則 弘祐氏のボックスから選ぶという枠を拵えてあって、これがまた子供心を奮起させるには最高の起爆剤となっている。
もちろん実際のボックスではなく、雑誌で覗きまくった氏のボックスから。
言ってしまえば、あの人の真似。モノマネ。ただそれだけの行為。
これが同じ趣味趣向をもつ友人と同船してやると、かなり面白い。
喋り方、言いぐさ、蘊蓄なんかも真似てみる。
ただ再現できないのは、氏のあのもたついた感じの釣り。
俺らはキレキレになりすぎた。時代がそうさせた。氏のように、ちょっとどんくさいほうが面白い釣りができる気がする。
友人がヘルレイザーでガボッ。ならばこっちは元祖平打ちシルバーシャッドでガボッ。

そういえば則さんの死後に、代名詞であるアムコ3060Uを撮らえた1枚の写真がある。
突然の死だったので、整理もされていない。いわば自然な状態。
そこには数々のレジェンドアメリカンプラグやバルサ50がぎっしり詰込まれている。
が、よく見れば、ほんとよく見れば、一つだけ今の日本のハンドメイドルアーが納まっていることに気づく。

それはTeatのフラッパー。

そんなことを思い出した自分は次の釣りでは久々にフラッパーを投げようと企む。
もちろん、不器用に動かすことを忘れずに。

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posted by ns at 06:34| 日記 | 更新情報をチェックする

2016年06月22日

BASS PLUG


イザベラバードの日本紀行を彷彿させるジメジメしたシトシト雨に気分よくなって勝手にUSA Bass Plug greatest Hits BEST 10を開催。
BGMのジョンルーリーが利いたのか、栄えある第一位はネイティブすぎる存在感のWilson社の Wobbler!!!
他を寄せつけぬアイデンティティーが決め手。
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posted by ns at 21:19| 日記 | 更新情報をチェックする

ブラックバッスの日

静かすぎる。
このように今年もブラックバッスの日を迎えた。

日本にブラックバスが移入され今日で91年目。
学校の授業での一番嫌いな勉強は歴史だった。そんな自分だが釣りと音楽に関しては異常なほどその歴史と文化に執着し研究熱心になる。特にバスとパンクとジャズ。これはどうしたものか。。
今日を赤星鉄馬の呼び方を拝借しブラックバッスの日と言い出して、もう何年も経つが、いまひとつ伝染していない。きっと世間では、どうでもいい事なんだろう。自分が幕末に全く興味がないぐらいなもんだろう。
それはそれでしかたないが、ここで”この日”の主張をやめることは性格上できない。
今月の初頭、2つ上のいとこが急に亡くなった。これは全くもって人事じゃない。
もう自分もそんな年頃になった。覚悟決めて、進む方向を定め、人生懸けて、何かをやり遂げないといかん。
とか、そんなヘビーなことを酔っぱらって思ったりする今年のバスの日。

でも、本音で、まじで、人生ブラックバッスに捧げてもいいかとおもう。
本気で移入100年目にブラックバッスの日本帰化を実現させたいと思ってたりする。

だって、バッス釣り、特にサーフェイスゲームをしてる連中は、なんだかんだいって、みんな幸せそう。これはバッスが如何に幸福をもたらす魚かということ。人生のあらゆる諸問題を中和する素晴らしい魚。人類の処方箋。
大袈裟にいうと、平和の使者。コイツを讃えないで何を讃える?
って、ちょっと言い過ぎか??

論議ってやつは、反論否定の攻防戦。
外来種への正義の制裁って、ヘイトスピーチとなんら変わらない。
と、そんな事言うと、これまた平行線の膠着。

じゃあ、なにをやればいい?
そんな事はわからないが、今まで以上に信じたポイントへナイスキャストを決めていくしかない。
たまにバックラッシュするだろうが、構わずぶち込む。しかない。
アクションはスロー&ステディ、時にジャーーク。
そしてポーズで喰わす!

いつになく一人熱い、ブラックバッスの日。

ブラックバッスに明るい未来を!!!!
有志求む!!


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六噸釣具店10周年記念
ブラックバッス水面釣り専用リール
「BASS DRUM 1925」
まさにバス釣りの醍醐味!




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2016年06月10日

ブラックボックス

最近、アムコを使う人が増えたとおもう。
20年前と比べたら値が1/4以下になってるし、玉数も種類も日本国内に豊富にストックされているし、なんというか身近になった。とてもいいこと。
そもそも、昔から道具に拘るトップウォータープラッガーでもボックスへの強い執着をみせる人は意外に少ない気がする。カッコいい道具でビシッと決めていても、何故かボックスはどこにでもあるプラボックスだったり応用品だったりする。個人的趣味だから何ともいえないけど、自分はタックルボックスはスタイルを表現する最重要なアイテムに位置づけてる。
単なる収納箱では決してない。プラグのベース基地ともいえる場所。
それはやはり昔みた釣り雑誌の写真の影響。完全なる摺り込み。洗脳。
なかでもやはりアムコは圧倒的な存在感で憧れのボックスだった。
がしかし、一つ、ずっと気になってることがある。
ヴィンテージ好きってのもあって、古道具には常にその背景や歴史が気になってしまう。そこが魅力だったりもする。
そういう味わいが滲み出たものはどうしても主張が強く、他の道具との相性ってもんが露骨になる。それが気になる。
単刀直入にいうと日本のサーフェイスプラグはアムコにおさまりのいいプラグとおさまりの悪いプラグとに、はっきりわかれてしまうということ。もちろんサイズのことを言ってるわけじゃない。ルアーもカッコいい、ボックスもカッコいい、しかしこれを組み合わせると、とんでもなく格好悪いルックスになるという科学反応がおこってしまう。これはアムコに限らずだが。
言うまでもなく、一番納まりのいいのはオールドボックスにオールドプラグだ。でもこれがわかっての、その絶対的なバランスを大きく損なわずに中身を現代プラグに上手にすり替えていく。この行為はかなりおもしろく、決まれば滅茶苦茶かっこよい。でも、自分はめんどくさがりやだから、日本のルアーは無難に国産のファイバーハッチにいれる。これが今のマイベスト。しかし、どちらかというとファイバーハッチはクラシックな造りだが、不思議にオールドプラグが全く似合わない。オールドウッドプラグとなると、それはもう悲惨な状況になる。
世界中の様々なプラグを使う自分には、ほんとこれらの問題は頭痛の種。
タックルボックス選びってのは、本当に難しい...。
ひょっとしたらロッド&リール選びよりも難しいかもしれない。

かれこれ、自分は20年以上悩んで、いまだ答えが出せていない。。

デザインやサイズやトレイの深さを気にする人が多いが、自分的にはそれ已然の問題。

それが愉しくもある。

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posted by ns at 22:13| 日記 | 更新情報をチェックする

2016年06月09日

蘆聲

日本の釣聖と呼ばれる幸田露伴。
と、言われてもこの時代において昔の人すぎてピンとこない。しかし古い釣りの本を作品を掘り下げていると、やはりこの人へのリスペクトの念がいたるところに見受けられる。幸田露伴は一般的には「五重塔」などの作品で知られる日本の文豪。そんな露伴がメチャクチャな釣りキチだったことは、学校では全く教えてくれなかった。
好奇心旺盛だった若かれし頃、露伴の門を叩いてみたが失敗。文体が古過ぎて読めない。3行で眠気に襲われ門前払い。その後、全く近寄らなかった。でも最近、フッと立ち寄ってみた。すると、なんだ、これは。風景がみえる。ジワジワその風情が味わえるようになっている。明治の頃の味わい深い釣りに酔いどれてしまう。
昨夜も「蘆聲」という作品に悩殺された。
そういえば、露伴は1906年に「遊漁の説」というものを残している。
これは遊びとしての釣りを説いた日本最初期の文章。
あきらかに現代のトップウォーターのバス釣りと相通ずるものがある。
この流れを詠めば、やはりサーフェイスゲームは日本の釣りの骨の髄と直結している。と、そう、おもう。

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QUETFUNK x T字路S ライブ会場限定 マグナムデカダンスフィー
posted by ns at 21:28| 日記 | 更新情報をチェックする

2016年06月07日

中毒者の集い

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梅雨入り初日。天候、雨。気温低め。
早朝四時。45人の中毒者の集い。

2年ぶりに参加。
とにかくこういったイベントごとで魚を釣ったことがほとんどない。ちょっとしたストレス。だから極力、実釣イベントには行かないようにしている。大会となるとなおさらパス。
プライベートでのボウズなら気持ちよく受け入れるけど、イベントでのボウズは心に堪える。一体、なぜなのか?それに邪念雑念が邪魔をして釣りを思うように楽しめない。
たとえ釣れたとしても、大切な一匹をその長さだけで順位にあてがわれ優越つけられるってのは、バカげてる。全くもって、競技に不向きな自分の釣思想。

でも、このT.W.Jの集いには、気軽に参加できる。
それはシンプルにみんなで釣りして昼飯食べておしゃべりしましょうという集いだから。
ただそれだけ、いや、それで十分だ。集まった中毒者は粋にイカレタ連中ばかり。
皆が皆、いかにも釣れそうな早朝の雰囲気にのまれ、それぞれの幻想を抱いたが、ほとんどノーフィッシュに終わる。しかし、それでも笑って気持ちよく帰るのだ。さらにバスを釣った人はその魚がどんだけ小さくてもいつもより心に残るメモリアルな魚となって余韻をたっぷり楽しめるだろうに。
健全?中毒による麻痺?まあなんであれ、おかしな釣りの集い。
こんな一日が成立するのは、それもこれも、元を手繰ればやはりT.W.Jの作者である内藤さんの人望だとおもう。あの人柄とあのプラグ。あれに中毒症状を起こしてしまうと、誰もが快楽と苦痛の境目が、わからなくなってしまうのだ。

ほんと気持ちのよい1日だった。

だが、帰りのフェリー 熟睡し目がさめた瞬間、毒が抜けた。

やっぱり釣りたかった!くやしい!引き返したい!大声だしたい!

大人げのない感情が一気に込み上げてくる。

きっとみんなそうだろう。笑ってたのは水辺だけだ...。
それが健全な中毒というやつだ。
posted by ns at 21:08| 日記 | 更新情報をチェックする

2016年06月04日

眼力

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目はアクションほどにモノをいう
....時もある
....としか思えない時がある
....と、そう信じたい
....間違いない
....いや、妄想か

わからん。

が、そういう持論が結果と結びつく日もある。。

水面は、いかんともしがたいパラレルワールド。

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posted by ns at 01:15| 日記 | 更新情報をチェックする