2017年01月13日

喜劇酔話

ライフワークとして吉本の舞台を観に行くということは大阪人の義務だ。
と、そう思い立ち、ここ数年定期的に通っている。はっきり言えることはお笑いは舞台に限る。臨場感というものはやはりお笑いとは常に密な関係で、芸の真価はそこにあるような気がする。ようするに場の空気をどうコントロールするかということで、それは若手とベテランでは上手さがはっきりとあらわれる。かといって観る側も受け身ではいけない。芸人を生かすも殺すも客次第の場面も多々あるのだ。笑わす側と笑いに来た側の緊張感と連帯感が混じりあって劇場が爆笑に包まれるのだ。
だが例外もいたりする。ここ数年色々見てきたけど、RGは特殊。あんな阿呆は類を見ない。劇場に一方的にカオスな笑いを生み出す。それと全然オモロないが数年前、一発屋としてブレイクしたラッスンゴレライの8.6秒バズーカー。去年も見たけどやはり全然面白くない。だが劇場には彼らの出番でしか生まれない苦い笑いが多発する。奇才RG同様、場の空気はコントロールできないが独特の空気を生み出すという意味で、あれも芸の一つなのかも。そんなこんなも現場ならではの味わい。
今、もっとも見たいのはバンビーノ。いまさら、というべきか。しかも大ブレイクした「ダンシングフィッソン族」をみたい。ほんと、いまさらだけど最近あのネタの深さに関心している。
アレは見事なハンティングだ。はっきり言うがサーフェイスゲームと同類のハンティングだ。
獲物の反応をうかがい、様々なアクションで誘う。そして狩る。全てにおいて見事、理にかなっている。狩りの奥深さを的確に表している。もはやコントというよりドキュメントと言ってもいい。また衣装のリアル指向も着目すべき点だ。ヒョウとホワイトタイガーとベンガル虎の3種の猛獣柄。これはハンターとしての強さと誇りを誇示している。しかも右脇を中心に色褪せている。これは多くの獲物をニーブラ(捕獲)した証。という設定。
んんん..ダンシングフィッソン族の狩り、ぜひ生で見てみたい。
ちなみに去年見た中で一番面白かったのはスリムクラブ。
去年は吉本新喜劇の竜じいと島木譲二が亡くなった。ほんとに悲しかった。ずっと見てきた。アニメのキャラのようにずっと生きてるのが当たり前だと思っていた。当たり前だけど芸人もいつか死ぬのだ。芸人は舞台の上でもっとも輝く。
やはり我々大阪人は、もっとなんばグランド花月へ足を運ぶべきだ。

ダンシングフィッソン族のアクションに注目
まずノイジーで誘い、駄目ならペンシルで誘う。それも駄目ならダーターで誘う。最後はポッパー。
見事!


posted by ns at 21:51| 日記 | 更新情報をチェックする