2017年01月13日

喜劇酔話

ライフワークとして吉本の舞台を観に行くということは大阪人の義務だ。
と、そう思い立ち、ここ数年定期的に通っている。はっきり言えることはお笑いは舞台に限る。臨場感というものはやはりお笑いとは常に密な関係で、芸の真価はそこにあるような気がする。ようするに場の空気をどうコントロールするかということで、それは若手とベテランでは上手さがはっきりとあらわれる。かといって観る側も受け身ではいけない。芸人を生かすも殺すも客次第の場面も多々あるのだ。笑わす側と笑いに来た側の緊張感と連帯感が混じりあって劇場が爆笑に包まれるのだ。
だが例外もいたりする。ここ数年色々見てきたけど、RGは特殊。あんな阿呆は類を見ない。劇場に一方的にカオスな笑いを生み出す。それと全然オモロないが数年前、一発屋としてブレイクしたラッスンゴレライの8.6秒バズーカー。去年も見たけどやはり全然面白くない。だが劇場には彼らの出番でしか生まれない苦い笑いが多発する。奇才RG同様、場の空気はコントロールできないが独特の空気を生み出すという意味で、あれも芸の一つなのかも。そんなこんなも現場ならではの味わい。
今、もっとも見たいのはバンビーノ。いまさら、というべきか。しかも大ブレイクした「ダンシングフィッソン族」をみたい。ほんと、いまさらだけど最近あのネタの深さに関心している。
アレは見事なハンティングだ。はっきり言うがサーフェイスゲームと同類のハンティングだ。
獲物の反応をうかがい、様々なアクションで誘う。そして狩る。全てにおいて見事、理にかなっている。狩りの奥深さを的確に表している。もはやコントというよりドキュメントと言ってもいい。また衣装のリアル指向も着目すべき点だ。ヒョウとホワイトタイガーとベンガル虎の3種の猛獣柄。これはハンターとしての強さと誇りを誇示している。しかも右脇を中心に色褪せている。これは多くの獲物をニーブラ(捕獲)した証。という設定。
んんん..ダンシングフィッソン族の狩り、ぜひ生で見てみたい。
ちなみに去年見た中で一番面白かったのはスリムクラブ。
去年は吉本新喜劇の竜じいと島木譲二が亡くなった。ほんとに悲しかった。ずっと見てきた。アニメのキャラのようにずっと生きてるのが当たり前だと思っていた。当たり前だけど芸人もいつか死ぬのだ。芸人は舞台の上でもっとも輝く。
やはり我々大阪人は、もっとなんばグランド花月へ足を運ぶべきだ。

ダンシングフィッソン族のアクションに注目
まずノイジーで誘い、駄目ならペンシルで誘う。それも駄目ならダーターで誘う。最後はポッパー。
見事!


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2017年01月12日

どうぐ店

そろそろできる。いやいや、どんだけ遅いのか。自分ののろまさにあきれる。
毎シーズン、気づけばイベントや釣りなどに明け暮れ、手をつけたもののほったらかしの大仕事。
それがHP製作とお店のオープン。
HPは面構えだけはザクッと完成。いまはお店オープン着手中。
お店と言っても実店舗としてロットン釣具店があるから、これからはじめようとしてるのはウェブショップ。ロットン釣具店はほんと釣具屋としてとても機能してるとおもう。地元の釣り人の基地としても、様々の釣り道具を全国へ流通させるための窓口としても、曲がりなりに上手くやっているとおもう。
これは、一見いい加減だが実は真面目にやっている店主(実兄)のミラクルな才能だとおもう。
釣りをエンターテイメントと考える情熱は日本一かもしれない。
一方、自分はそんなロットン釣具店を手伝いつつも気組は別のところに置いている。それが例えば通信販売への思いだったりする。
この時代、インターネットの普及により通販というものは単にコンビニエンスなだけのものとなっている。が、自分はいまだ子供の頃に通信販売で味わった興奮を色褪せぬまま持ち続けている。小学4.5年のとき、東京のサンスイで地元では手に入らないルアーを通信販売していた。釣り雑誌の広告を見て往復ハガキで在庫確認。在庫確保の返信が届いたら、次は現金書留で代金を送る。もちろん親のすねをかじって。そして待つ。荷物が届くまでの日々どれだけ頭の中が沸騰し続けたことか。あんな興奮はもうこの時代には存在しないのか?いや、そんなことはない。ないなら作ればいい。一応は時代に応じ、あの頃のような面倒な手続き部分は省略しつつも、核の部分はそのままに。
自身で吟味厳選した古物、あまり情報網に引っ掛からない良品道具、そして絶対的定番アイテムのみだけを通信販売のみで扱うセレクトウェブショップ。それでいてバタ臭いラスティック感が満ちあふれる山奥のお店。みたいな感じ。そんなことを考えている。
まあ、言葉にしたらよくわからんけど、要するに粋なもんを造り上げたいということ。
さて、どうなることやら。
自分的にはロットン釣具店の支流ショップ。
七川ダムの黒谷 七色ダムの黒潮 みたいな
間もなく開店。

よてい....。

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2017年01月09日

2017

足が痛い。歩くのが辛い。年明け早々からなんて仕打ち。
何人かに痛風ちゃうん?と言われたが、贅沢とは無縁の私生活。そんなものむしろ雲の上の憧れ病。若い医者は医者でレントゲンで骨に異常がないのを診ると、くじいたと主張する。しかし、そんな憶えのない自分は、それはないと断言する。風呂からでたらズキズキと痛みを感じたのだ。袋小路の対立。挙句、歳をとると気づかぬうちに足をくじくものですとアグレッシブに締めくくる。四捨したらまだ40のまだまだ40の自分を年寄り扱い。散々な2017年スタート。とはいえ、これは自分に与えられた試練であり教訓。これくらいのもん、自分一人で克服できないと痛風なんてもんもほど遠い。そう思い立ち独学食事療法を決行。やはり人の体は食事がもっとも重要。な、はず。
まず朝から豚を喰う。昼は鹿を喰らった。そして夜は鳥。
あくる日は目覚めから猪。そして昼に牛。で、夜に運良く鯛と蛸と天魚にありついた。深夜に締めとしてミカンを流し込む。
結果、次の朝、どうだ歩くのには不自由しないほどに痛みが引いた。
あとはクジラ喰ったら完治するとおもわれる。

そういうわけで、今年もよろしくおねがいします。
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2016年12月31日

SURFACE & PEACE

今年もよく遊んだ。勉強した。失敗した。働いた。怠けた。

猿の腰掛けもようやく終わり。
来年は酉年。卵産みまくる。

今年一年、自分に関わってくれたくれた全ての人に感謝。

来年もよろしくお願いします。
 
http://www.liberalanglers.com/
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2016年12月22日

関東出張 02

目的の一つ「つり人社を訪れる」を終え、神保町を後にし蟻の巣のような東京メトロの地下道を五時から男達にもみくちゃにされながら颯爽と駆け抜け電車に乗り込む。一人ならきっと小1時間かかる。ややこしすぎる。三浦さんの後に必死で着いていく。スーダラ節でも唄いながらじゃないと東京メトロの人の多さには発狂しそうになる。
電車に揺られること....どれくらいだったろうか。。苦手な飛行機の気圧疲れと、それとは真逆に上昇する心のテンションを水平に取繕うのに踏ん張りすぎて時間の感覚を失っていた。ただただ目の前の高校生がずっと小さな動きでオタ芸を練習してるのをジッと見つめていた。放心。
そして遂にとある駅で下車。
この旅の2つ目の目的「古山輝男さんに会いにいく」が現実になる。
古山さんの営むつるや食堂におじゃまする。丁度、夜営業前の準備中におじゃまする。
店内に入るとあの古山さんがバタバタと急がしそうにやっている。挨拶をすませると、そのままどこかに外出してしまった。後でおもえば、これがよかった。この間がよかった。飾り気のない昔ながらの食堂の居心地のよさによって平常心を取り戻すのに丁度よい時間だった。店内を見渡すと釣り道具や釣り雑誌なんかがいたるところに散らばっている。最高じゃないかこの食堂。なんか年季が違う、年季が。
古山さんといえば、今頃の中年釣り人達にはやはり海のシーバスゲームの第一人者として有名。どちらかというと海釣りの方でそちらの著書も多い。だが、トップウォータープラッガーの自分にはやはりあの頃のバス釣りの生き字引のイメージがある。
自分の憧れはずっと則さん達の雄蛇ケ池でのキャンプ&フィッシング。雑誌で見ただけだが、その影響ははかりしれない。きっと一生逃れられない誘惑。その憧れの場所にいた人物に会える日がやっときた。いわば、自分が子供の頃に憧れたホンモンの釣り人。さらに言えば大阪人でありながら江戸前の粋な釣りに憧れる(都への嫉妬)典型的な田舎もんの自分が目指す釣人像でもある。
なんと言っても釣り姿が格好良すぎる。則さんのコラムなんかでも名前が度々出てくるから、気になってしかたがなかった釣人。
買い物か出前か?5分ほどで帰ってきた古山さん。
改めて挨拶して、お酒を交わす。こんな至福な酒は滅多にない。
そこから怒濤の釣り談義。渋すぎる。粋すぎる。格好良すぎる。
学ぶものが多すぎる。頂いた名刺には大きく「江戸前風釣趣」と書かれていて所属する又は代表する釣り俱楽部の名前がズラリと。聞きたいことはなんぼでもある。時間が足りないのは必至。
次々に奥から引っぱりだされる釣り道具。TVでは最近、古山さんがタナゴ釣りで釣り番組にでたときの映像。目の耳のやりどころに困る。相変わらず酒はうまいし料理も旨いし。
はじめて触った江戸前の和竿に古山さん作の竹竿。どれもこれも目新しい刺激。脳が宇宙に飛んでいく。最近、バスと遊ぶ時のタックルと言われて見たソレは粋すぎて他言ができないほど。これがバス釣りですよ、と思わず口にだす。赤星さんも納得するよ、これなら。
最近の古山さんはバスもシーバスもタナゴも竹竿で愉しんでいる。どうやったら面白く魚を釣ることができるかを熱弁。則さんと同じスピリット。自分と同じスピリット。
そして遂に出た国宝「雄蛇ケ池タックル」。ヤマシュウフロッグにバルサ50などなど....。
泣ける。これには泣けた。ボロボロのルアー達。ルーツはここにある。
この人達がいて自分達は今、サーフェイスゲームを楽しめている。
当時の話より今の話に熱くなる古山さんにも感動。つねに現場主義。釣りの話は常に進行形。
話がドンドン盛り上がり、自分が古山さん達はもはやレジェンドですよ的なことを口にしてると、おもむろに古山さんは電話を手に「ほんまもんのレジェンドをよぶ」と。
自分は存じ上げない方でしたが小高さんという方を呼んでいただいた。その方の凄さは三浦さんの上ずり加減で
十分わかった。つり人社に長年勤めてきて果てしなく多くの釣り人に出会ってきたはずの三浦さんがちょっと興奮気味。海釣りの方だが古山さんでさえ師匠というのだからそのすごさは十分伝わる。
ご近所ということで数分後には到着。何とも言えない風貌。渋い、渋すぎる。
おじいちゃん(失礼)だが、到底かなわない感じ。お世辞ではなく、それなりに腕には自信あるが釣り勝負を挑んでも勝てる気が全くしない。もちろん数やサイズのはなしではなく。このオーラ、これが仙人というやつか...。
古山さんと普通に来月の釣りの約束話をしてるだけだがなんかカッコよい。つり人は歳をとっても、来月どこどこ行こうなんて企てをしてる時が一番輝いている。
ほんとにこの夜はいい体験をした。
特に印象に残ったのは古山さんの則さんへの友情とリスペクト。
「バス釣りはやっぱり則さんが頂点」
「俺のジョンは置くとこなくなって則さんとこに預けてて」
とか、何でもない言葉にぐっと愛情を感じた。
日本のサーフェイスゲームの出発点やバルサ50誕生前後のシーンを知る古山さんに会えて話しができてほんとよかった。
ええ歳してこの出張は社会見学であり、男を磨く為の旅。
まだまだ知らない魅力と刺激は一杯あった。見せつけられた。
つるや食堂をあとにしたあとはラーメン喰って、三浦さんと深夜2時頃まで男ふたり談義。
実のところ、自分が目指してるのはぐうたら釣り師。=三浦さんであったりする。
意識がぶっとんだ状態でこの日の出来事に対し心の整理が全く追いつかずにほとんど記憶はナッシング(爆笑)
そのまま深い眠りについた。

さて次の日は則さんに会いにゆく。

つづく
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2016年12月19日

ストリートとロード



トミーゲレロの生演奏を2年ぶりに観に行く。
常に”ストリート”というレッテルがくっついてくるゲレロ。そのイメージ故にロックスターのような雲の上の存在でなく同じ地平で生きる一人の人間臭さが感じられる。
ストリートとは全くもって不思議な言葉。好きな言葉。
ようするに路上。通り。単に街頭。だれもが生活活動に欠かせない場。
そこに音楽やらファッションやらスケートボードやらダンスやら落書きやらが結びつくだけで、なんかカルチャーの薫りがたってアーティスティックに映る。これはもう歴史が造りあげた言葉の魔法であり、愚のトリックでもある。これがロードとなるとどうだ。なんかバタ臭くてヒッピーぽく感じられる。これはジャックケルアックが我が脳裏に浮かぶからだけど、ケルアック自体は自分的にはストリートな人。もちろんロードなんて呼ばれるカルチャーシーンはないけど。ではストリートとはなんぞや?なんてクソナンセンスないことは考えたくもないけど、イメージってもんは価値観に強く影響するということを日頃から重んじて生きていると気になることも度々あるといえばある。どうもこのストリートってのは近頃カテゴリーやジャンルっぽく扱われたりしてるけど、それは全然違う。どんなカテゴリーにも当てはまらない奔放さがほんまもんのストリートである。
最近のストリートを勘違い又は意識したエセストリートな輩は見ていてほんと辛い。
まさに場違い。レッカー移動したい。
ようするにスピリッツの問題。
「水面もストリートです」とは、RESULT QUALITYのナオキ。
なるほど。
BMXも大好きなやつがいうのだからそれは間違いない。

が、しかしここでまさかのロードだ。

自分的にはサーフェイスゲームはストリートではなくなんかロードっぽい。
なんか、そう、ロードっぽい感じ。
も一回いうけど、ロードなんてシーンはない。
しかし、自分の釣りをこれからロード系と呼ぼう。
いなたい釣りはロード。ロードとは新たなシーン。
技術論では到達できない”いなたさ”を目指す趣きがロード。

そういえばトミーゲレロの最新アルバムで一番好きな曲は"the endless road"
7inchリリースとかめっちゃロード!!

そういえば周りにもロードなやつ、一杯おるなあ。
面白味あるなあ。

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2016年12月17日

2016年も終了間近。
今年やり残したことは70%。予定の30%しかやり切れていない。
よく歳をとると時間が経つのが早くなるというが、地球の自転も公転も時計の秒針のスピードも早くなることはなく、それは単なる言い訳であって時間への責任転換。そう、全ては自分自身の人生の無駄使い。
ここ近年、年末になるとそんなナイーブな気分になる。
これが年末だからまだいいものの、もしこれが人生の終焉だとするとこれほど悔やむことはない。
時間の使い方を今一度考えなければいけない。
となると、遊んでなんぼとなる。
遊ぶために、どうするべきかとなる。
すでに大きな構想と計画は山ほどあるから、一つずつ確実に制覇していこうとなる。
それはまさに登山のごとしとなる。
一歩一歩の山道を登ることとなる。
それにはスキルと信頼できる道具とチームが必要となる。
いや、それは揃ってるとなる。
みんな集まると、なんでもできる、となる。
あとは
自分
次第。となる。
自分はというと、ただただ旨い酒といい音楽に出会い、ブラックバスを釣りたいだけとなる。
となると、またこれまでのようにブラブラして来年の今頃、再びこの思いに戻ってくる。となる。
よってこれからも、人生、棒に振る。
捨鉢。

だがその棒がマドラーなら旨い酒を作ることができる。
だがその棒がアンテナならいい音楽を受信できる。
だがその棒が釣竿なら、これほど的確なものは釣り人にとって他にない。

そういえば人類最初の道具は石と棒。
石は意志ともいえる。
意志と棒があればどうにでもなる、となる。

答えは棒。

これを心得てればすべてうまくいく。
と、なる。

行き先はアルパカ道具店となる。

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2016年12月16日

cafe

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shimanoさんが発行してる季刊誌”fishing cafe”の最新号が届く。
おもしろい。今回は釣本好きにはたまらないネタ。
毎号、商売とはほとんど無縁のネタをマニアックなレベルまで掘り下げてくるこの雑誌は一体どういう人達がつくってるのだろう?大手メーカー発というのがまず不思議。いや、大手だから可能なのか?
どうあれ、現代日本の重要かつ貴重な釣り雑誌。
今回は、古今東西の釣り指南書の掘り下げ。
本来の無垢な釣りと作者の想い熱量が伝わる内容。
最近、もっぱらつり人が論争を繰り広げるのは害魚論やそれにまつわる行政の云々、それにマナーや他人の釣りの話ばかり。大事な部分ではあるが、そこに足止めされすぎてて、全く面白くない。うんざりすることも、たびたび.....。
まるで密室の話。たいてい迷走してるし。
こんなときの処方箋として、この手の本はほんとにいいとおもう。
目的地が見えてるなら、まず真っすぐ進むことを忘れてはいけない。そんな単純なことを修正してくれる。が、そういう意気込みで肩に力が入ってしまうと、面白くなくなるのも事実。
結局、ニュートラルの状態がなにごとにも適してる。と、おもう。

「魚がかかってしまうと、もう釣りには興味がなくなる」 シャルル リッツ

一体何を言ってるのか、この男?気になってしかたない。
氏が1953年に発表した名著はフランス語で「現場からの報告」というもの。
これって、昔のスミスの広告に書かれていた「スミス オリジナルの報告」の元ネタ?
妄想フル回転で偉人達の指南書の世界に迷いこむ。

これまさに冬の釣り。アームチェア・フィッシング。

BGMには、トミーゲレロの最新作『The Endless Road』が最適。



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2016年12月14日

せんべろ

せんべろとは、「1000円でべろべろに酔える」ような価格帯の酒場またはサービスメニューの俗称。

15分もあれば関空に行けて、そこから格安飛行機が飛んでるおかげでちょっと沖縄に呑みに行こうとおもえば家を出て3時間後にはオリオンビールを胃に流し込めることができる今の生活環境。そこに待ちわびる近頃の”沖縄せんべろブーム”はまことに危うい罠。去年なんて全くと言ってもいいほど見かけなかった「せんべろ」の看板文字。ここ半年で一気に拡散か。どこもかしこもせんべろ押し。ありがたい反面、素っ気ないのは言うまでもない。安さと引き換えに、”何か”を打ち消される感じ。まあ呑み方なんて人の好みなんで色々あった方が酒場は賑わっていいとおもう。にぎわってこその大衆酒場。だけど自分的にはまず大衆食堂やステーキ屋もしくはタコス屋で腹をある程度埋めてからカウンターがあるお店で沖縄料理をあてに呑むのが一番気分がいい。
しっかしあそこまで、どこもかしこも、せんべろを売りにしてしまうと庶民の馴れも加速して、言うてる間にありがたさが消えて飽きてしまうだろうに。路地に入れば10mおきにせんべろせんべろ。
そうなればやはりどこかが、抜き足で次の手へ。さらなる奉仕への挑戦。
もうワンコインしかない。500円玉でベロベロのワンベロへの挑戦。
だが現実問題、ワンコインでベロベロにさせるのは不可能に近い。いいとこベロベロじゃなくペロペロ。よってワンペロ。
大衆酒場に次にやって来る新たなる波は、ずばりワンペロと予想してるわけだが。


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photo by tsunami times

津波ルアーズ 「ワンダーペッカーロイヤル」 通称ワンペロ
あのワンアクションごとにペロッと水面を舐めるプラグがようやく再発となる。
デザインとアクション、共にいかにもオールドファッション的なバススプラグ。あのピーナッツバターが好きそうなまぬけ面が大好きでこの再リリースを待っていた人も少なからずいてるはず。
せんべろブームとは無縁だけど、同じように地味にワンペロブームなんが一部水域で突如湧き起こったりしたら、この大衆娯楽のバス釣りの懐の深さも柔軟に広がるのになあ。とか、よくわからんことを某酒場でおもう。

ちなみにこの「せんべろ」。ウィキペディアによると一般には作家の中島らもと編集者の小堀純が、共著の著書『せんべろ探偵が行く』で使い始めたのが最初と言われている。ということらしい。
なんとも言い難い妙な因果にいたずらされたような気分になる。
その昔、津波ルアーズ元木さんが中島らも氏のバンドでギターを担当していたという過去。大好きな沖縄での昨今のせんべろブーム、そしてその先に自分が推奨するワンぺロ。そこに「ワンダーペッカーロイヤル」の再販。この連鎖、不可解だ。

そんなことに引っ掛かってるのは、きっとこの世界で自分だけ。
きっとそこには

なにもない。

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2016年12月12日

察知

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友人Yは鋭い。
何かと鋭い。
モノの見方が歪んでるのか、他人の気づかない部分または見えない部分にズブリズブリと感覚的ナイフを刺す。
こういう人間は自分の目にはとても漫画的に映る。滑稽で愛らしい。
漫画と言っても見下げてるわけではない。
手塚治虫からつげ義春、白土三平に水木しげるなんかが大好きな自分の感性がそう思わすのだから、漫画的という表現はとても王道で上等なヒロインの意。
この写真。先日、彼は釣りの前、水面を見渡せる位置で足を止め、水面を睨みつけた。
何かを察知したのか、そのまま目を瞑り、空気を胸いっぱい吸い込む。
そして、すました顔で「今日はやばいことになりますよ」と。
いきなり、そんな漫画的な顔と台詞を浴びせられたら、一気に期待が膨らみ、早く次のページをめくりたい衝動に駆られる。それはまさに劇漫画の一コマ。これからもの凄い展開が待っているに違いない。
この男が予想だにしないストーリーを見せてくれるのだ。と。

結果、シンプルにノーバイト。
まるで新聞の4コマ漫画のような結果。

「さっさと温泉行きましょ」と、なにごともなかったように後片付けするYは素晴らしい。
湯船に浸かり、「フアー 気持ちいいー」という顔は、まぎれもなくジャグ漫画の一コマ。

彼との釣りは面白い。
何がオモロいって、やっぱり顔と台詞だと思う。

はやく次号を読みたい。
そんな気持ちで一杯となった先日の釣りでした。
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2016年11月28日

釣りに死す

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釣りに死すと覚悟をした25年ほど前に愛用していたタックルボックスはOldPalのもの。
パルの意味は友達、仲間、相棒とか。オールドパルは旧友とか幼なじみ、すなわち竹馬の友みたいなもの。
釣具でこのネーミングって、とびきり最高とずっとおもっていた。
そこでキャンプパルとした。そういうことでキャンプパルとなった。

数年前、兄が突然に気が狂って釣具屋をやると言いだした。
手伝うしか選択枠がなかった。
そしてスタート。必然的に運命的に色んな人と出会う。
そして下北山村でのキャンプ&フィッシングを実行。
実は最初のきっかけを作ったのはスクリームの稲見さん。
七色ダムの近くに移住した稲見さんが企画したキャンプ&フィッシングに参加したのが最初。山奥の奥、七色ダムのさらに奥の小森ダムのほとりのおくとろ公園キャンプ場で開かれた集まり。おぼろげな記憶では徳島のシャープ0(バス俱楽部)なんかが招集されていた。
こちらは兄とIKDと自分の三人。釣りとキャンプと温泉の山奥トリップ。
すべてはそこから。
マイキャンプブームのピークは90年代後半。道具も色々と揃えて関西オートキャンプ場ガイドみたのを買って釣りをやらない友人達と自然を楽しんだ。そのころはほとんど釣りとは絡ませなかった。たまにフライタックルを持っていって里川でカワムツなんかと戯れるぐらいだった。しかし理想はずっと則さんのキャンプ&バスフィッシングだった。若かれしころに強烈な格好良さにぶちのめされた雑誌の写真、その摺り込みと憧れ。ただただ、それだけ。
下北山村へ泊りに行くのも今年で10年目。もはや特別な地。
あのキャンプ場は、「ただいま」と言いたくなるくらいの愛着がある。
池原ダム 七色ダム 小森ダム。けっしてバスがよく釣れるフィールドではない。
だが魚がよく釣れる場所と心躍るフィールドというものは自分にとってはイコールではない。
なんというか、やはりロケーションと空気感と野生に対峙するアウェイ感。
そこに興奮する。
あの場所はそれを十分に満たしてくれる。
あと何年、あそこに集まってこんなバカげたことを楽しめるのか。
理想を言えば死ぬ寸前までやりたい。老人になっても集いたい。
一年に一度、白髪や剥げ頭の爺さんどもがゾロゾロと集まってきて、サーフェイスゲームを楽しみ温泉入って晩酌。これって最高にクール。

こうなったらとことんやろう。
やめる理由もないし。
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2016年11月24日

生き字引

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ルアー釣り入門 井上博司著 1972年
先日の関東出張で神保町の鳥海書房で購入した本。
舶来のルアーフィッシングの紹介本ではなく、日本でのルアーフィッシングが独り立ちをはじめた時代の名著。まさに黎明期の教科書。
古い本とはいえ、内容は濃厚。そこまでやるかというほど親切な解説と解析。
近年の本より、ずっと実戦的におもえる。
なぜ、この本を購入したかというと、それは本棚を夢中で物色してたら横から三浦さんがスッとこの本を差し出してきて「持ってる?中みてみて。」と。そして、なにげにパラパラとみてたら、「よく見て」と。
ハッ!アッ!
キャスティングのデモンストレーター!!
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そんな昔から、そのな場所にいてたんですね。
日本のバスフィッシングの夜明けから現在も現役バリバリ。
ひたすらキャストをし続けてるんですね。
まさに生き字引。
同船して一緒に釣りをさせて頂いたことを光栄におもいます。
ほんとかっこいいです玉越さん!!

井上さんの偉業はもちろんのこと、付録に玉越さんの若き時代のブロマイド付き(笑)

というわけですよ。

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2016年11月22日

地獄に堕ちた野郎ども

パンクといえば、そう先日の事、ダムドのドキュメンタリー映画なるものを観に行った。最近、70-80年代のバンドを扱ったこの手の映画がやたら多い。懐古的なもんは敬遠しがちだが、今のリアルなダムドをみれそうな内容だったので最終日にこそっといってみた。ここんとこバッドブレインズの映画も全国的に盛り上がってるみたいだから、ひょっとしたら満員ではとか無駄な心配をしてはみたけど、そこはダムド、やはりガラガラ。当然と言えば当然だが、しかし納得もいかない。
自分にはダムドはピストルズとほとんど同等の存在。ロンドンパンクの最高峰。
それなのに.......人気低い。恐ろしいほどクレイジーすぎるからか。。
映画のタイトルは「地獄に堕ちた野郎ども」。ダムドファンにはこれ以上のタイトルはないけど、客観的にみたら、最悪なタイトル。。。これじゃどう考えてもヒットは見込めん。
とにかく昔からアンラッキー続きのダムド。この映画を見てますます好きになった。
自慢話になるけど、一昔前、ベロベロに酔っぱらったキャプテンセンシブルにほっぺにキスされたことがある。これは老後にその写真をもって若いパンクスに自慢しようとおもってるネタの一つ。
それにしてもシュールだった。
映画の印象と同じぐらい心に焼き付いたものがある。
それは映画館の超真面目そうな草食系スタッフの男の子が開演前に大きな声で、「間もなく開演しまーす。地獄に堕ちた野郎どもは、こちらです」「地獄に堕ちた野郎どもは、こちらからお入りくださーい」と叫んでいる。
お客に向って地獄に堕ちた野郎どもって......。
おかしくてつい笑ってしまった。入口からゾロゾロと地獄に堕ちた野郎どもが入場。
その中に釣友のマモルの姿が!!
あいつは地獄に堕ちた野郎どもで正解だ(笑)

朗報 3月に来日!!


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2016年11月21日

punk forever

いよいよXデイ間近。
SEX PISTOLS「Anarchy in the UK」リリース40周年記念の11月26日。
今年イギリスでは国が率先して「パンクロンドン」と題した年間イベントに取り組んできた。全くもってバカバカしいこと。反政府反体制の象徴であるパンクシーンを讃えるという愚行。当時は弾圧に必死だったはずなのに。にっくきパンクも後に世界規模で広まってロンドン発の誇れるカルチャーとなったので結果オーライってことか?
それともパンクが主権に喰われたのか?
遠い国の自分にはほんとうの実体は見えないが、唯一、マルコム・マクラレンとヴィヴィアン・ウエストウッドの息子のジョセフ・コーレの行動にだけは心躍る。
イギリス政府がパンク40周年行事を官製イベントとして企画することへの反発として、自ら所有するパンク関連のアイテム8億円分相当を11月20日にカムデンですべて焼却すると表明している。
これは笑える。
この行為を惜しいと思った時点で、もうパンクじゃない。

イギリスもいっそのこと、これを機に国歌を「Anarchy in the UK」に変えればいいのに。。

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2016年11月20日

継続は骨なり

週末、teatのお茶会。微力ながらお手伝い。
とっても楽しく素敵な集会でした。
現行日本の釣具の愉しみ方の一つは作り手に会えること。作り手が生きていて会うことも話をすることもできるということは、実はとても喜ばしいこと。アメリカンルアーやオールドのルアーでは決して味わえない特権。
もちろん、逆の見方をすれば、それは裏目の現実をせきららにみることとなるリスクもあるが、やはり、つり人同士の対面となれば面白味の方が勝っているとおもう。
teatのノリチカさんは実におもしろい。魅力たっぷり。こういう人がこの時代にルアーを作っているということは、ほんと頼もしいし、ありがたいかぎり。
現在、teatが沢山の人達の釣りを彩っている事実は、そのままこの時代のこのシーンの一つの象徴。
次の時代に誇りたい存在の一つ。

teatに思う
teatのプラグは進化も退化もしない。はじめから完成形。
足りない部分も無駄な部分も見あたらない。スキがない。
昔から言ってるが、いまだteatのルアーがプランクトンもしくは骨の造形にみえる。
10年後、20年後、一体どういうものを作ってるのかが実に楽しみ。

ノリチカさんがルアー作りをはじめて、20年。
「これからも頑張ってください」って声かけたら「俺は頑張らへんよ」と即答(笑)
「継続は力なり」というが、継続は決して努力だけではなし得ない。
いくら頑張ったからといって魚が釣れるとはかぎらんのと一緒。
コツコツというのも、コツ(秘訣)を心得てないとただの空回り。
そこら辺がわかってる人達は天才か?はたまた天然か?
わかってても、実行するのは実にむずかしいものだ。

teatのお茶会 次は2026年!
どんな時代になってろうが、teatは変わってないやろなあ。
実に頼もしい存在です。

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posted by ns at 21:29| 日記 | 更新情報をチェックする

2016年11月17日

関東出張 01

先週、久々に関東に出向いた。
若い頃に3,4年東京で暮らしていたので特にアウェイな場所ではないが、今回は東京着で千葉県がメイン。初場所ばかり。しかも、かなり舞い上がってしまうスケジュールで、始終、緊張と興奮により妙な感覚が体中を包みこんでいた。
全日、ナビゲートしてくれたのは三浦修氏。まさか子供の頃に愛読してたBASSERの、しかも、まさにその頃の編集長の三浦さんとデートすることになるとは。。人生わからんもんです。
いい大人ながら前夜は興奮でろくに眠れず。この出張は釣竿は持たないが、立派な釣行なのだ。
東京着くなり、泣く子も黙る「つり人社」へ直行。
釣りの話や本の話、メディア視点の話などなど面白い話が沢山聞けました。さて、僕らは以前から、とある書籍の計画を企ててるのですが、その相談もしっかり。さてさて実現なるか!?
その後は、いつかやりたかった神保町の古本屋めぐり。昼飯にスマトラカレーを食って、いざ。時間も限られていたので釣り関係に強いお店だけを徘徊。遂に遂に海鳥書房へ。あの街、一日中遊べそう。いや、一生遊べそう。
それにしてもつり人社...。編集部でせっせとお仕事をしている皆さん、とっても羨ましかった。だって、365日つりの事を考えてるんですよね。それが仕事。そりゃ、仕事だから辛い事も嫌な事もあるだろうけど、それでも羨ましい限り。本好きで釣り好きの自分には溜まらん会社。
ほんと素晴らしい出版社。1946年創業はだてじゃない。
時間に余裕ある人は、ぜひつり人ノベルズを読破するべき。
サカナ釣りが何倍も面白くなる。

関東にやって来て1時間ほどで、もはや感嘆の声しかでなくなった。
今回の関東遠征はかなりヘビーになる。灰にされると、この時点で覚悟した。
剣山でザクザクと好奇のツボを刺激される旅。

なにやら逃避の為に作られたような”さぼうる”というまるで映画又は深い眠りの夢に出たきそうな喫茶店で一服。素敵だがあんなの近所にあったら絶対時間の感覚が狂いそうで恐い。
さあお次ぎは千葉へ。
目指すはつるや食堂。
そう、あの古山輝男さんに会いに。
大御所に会う緊張と期待でもはやパニック。

そして、そこでほんまもんの「粋」をみることに。
posted by ns at 23:41| 日記 | 更新情報をチェックする

2016年11月16日

20

1996年から1998年あたり、ほんと楽しんだ。次から次にサーフェイスプラグブランドが登場した。それまでアメリカ出身の魚はアメリカのルアーで釣るのが正統、とか言って根っからのアメリカンルアー至上主義だった自分は、ある日、ライフベイトと出会い、一目散にスタンスを変えた。
フラリと寄った広島のキャッツっていうお店で一目惚れ。その後、兵庫の喫茶バスでパラノイアの洗礼。
勢いでその頃、自分もルアー造りに励んだ。そしてはじめて納得いくものが完成した。だが、そのルアーに似た形のルアーをとある釣具屋で見かけた。悔しかったけど、そのルアーの方が数段格好よかった。そして動きにも、敗北を認めた。それはティートのフラッパー。
それにしても、あの頃に動き出した人達はほんとこの釣りを面白くしたとおもう。
なんとアレから20年。人なら成人。
短かったような長かったような。でもこの20年は日本のバスシーンはまさに激動。山あり谷あり氾濫あり渇水あり。それを乗り越えてきたブランドっていうのはもはや日本の釣り財産だとおもう。我々はそれらを守るべき。守る価値は間違いなくある。
ことしで20周年を迎えたブランドはトップウォータージャンキー、ライフベイト、ティートなどなど。
もはやジャパニーズスタンダード。
祝福と共に感謝の念に堪えない。
そんな成人式を迎えたブランドの一つ、ティートが今週末、お茶会を開きます。
10周年の時に開かれたあのお茶会。20周年目の今年も行なわれます。
10年に一度のめでたい行事です。
ロットンもめちゃめちゃお世話になってきたノリチカさん。
10年前、開店決定したとき、ズバッと「応援する」と二つ返事で言ってくれたのはとても心強かった。
あの恩は決して忘れる事はない。
先日、ベロベロの自分に「お茶会でなんかやるか」というもんだから、勢いで「やる」と言った。近くにいたジャーさんを巻き込みDJやると言った。酒の勢いとはいえ、そこだけは真剣に応答。
この10年、ノリチカさんに「お前、言うだけやからなあ」と何度も言われてるのもあるし、こんなとこで恩を返していかないと男が廃る。だから真面目にやります。身近な友人は絶対酔っぱらってやらん、と言うけど、ノンアルコールできっちりやり遂げようと思う(笑)。とはいってもジャー様頼り!!
とにかく、今週末はみんなで関西最強の無骨ブランド”ティート”の20周年を祝いましょう!!

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2016年10月21日

久々のストライクデー

久々にスミスのスーパーストライクデーに参加した。
毎年、関西は琵琶湖で開催されてるがここんとこタイミングが合わなくて不参加が続いている。会いたい人達が沢山いるのもあって毎年、別の場所で不完全燃焼の一日を密やかに過ごす。
今年も同じ。だが今年は2年に一度のストライクデーin徳島。
タイミングよし。これは参加するしかないとなって四国に入国手続。
実のとこ自分の家からは琵琶湖行くのと徳島に行くのとは、ほとんど時間が変わらない。だから余所行きの意識もなく琵琶湖の替わりというわけでもない。なにより四国の方にも会いたい仲間が沢山いる。
前夜のうちに徳島のお友達の家にお邪魔してゆっくり眠ってからまず釣り。
スミススタイルで基本的1尾を頂戴する。
その後、会場入り。
なんというか、やっぱりいいなあストライクデー。
スミスの面々はもちろんのことやけど、徳島の釣り人の粋な心意気はほんと大好き。
ピュアでワイルドでほどよく毒もあって...。四国のトップウォータープラッガーの特徴として個人的に強く感じることは、スタイルを重視しているところ。釣り方じゃなくてライフスタイルと連動させてる釣りスタイル。
例えば車だったりカヌーだったりファッションだったりキャンピング道具だったりと。全てを釣りと直結させて“遊び方”を上手く表現してそれぞれ個人個人が確立させている。
見ててとってもオモロい。
こんなローカルスタイルとスミススタイルの絡みだから、面白くないわけない。
で、その後、おもった。
こういうもんを面白いと感じるのは、やはり、あの時代への憧れが強いからだと。
この日、玉越さんは古い写真を沢山持ってきてくれた。それがまさにその時代のもの。
70年代の日本のバスフィッシング。写真には若き日の玉越さんや則さんに、若林さんや乾さん、羽鳥さんに西岡さん....などなど。凄いメンツ!
オジャガ池で、カウチンセーターを着てパイプくわえて釣りしてる玉越さんは粋すぎる。
もう頭の中がグチャグチャになった。古い時代の写真だが、見たことのない最先端をみた気分。
ほんと釣りは、生き様。全てそこ一点に出し切る価値ありと確信。
玉越さんには釣りの愉しみの底なしさを思い知らされる。
鳥居さんの笑顔に癒され、三浦さんの紳士ぶりに男を学び、小笠原さんにワイルドをみせつけられる。
これが自分のスーパーストライクデーの愉しみ方。

今回はほんと徳島の仲間にお世話になって楽しませてもらった。
ほんとありがとう。

徳島から帰るときって、いつもなぜかとても寂しくなる。あれはなんなんだろう。
そして
いつも思う。
車でも、フェリーでもたかが2時間程度しか離れていないのに、彼らとはなぜ、あんなに訛りが違うのだろう(笑)
とってもやわらかいいい感じ。徳島弁、いつかマスターしたいとおもう。
posted by ns at 22:37| 日記 | 更新情報をチェックする

2016年10月20日

The standerd

10年前の近所の景色を思い出してみる。
あそこにあった会社、居酒屋、散髪屋、たこ焼き屋、古着屋.....随分と入れ替わった。大手の店舗でさえ呆気なく閉店してゆくこのご時世。昔ながらの大きな工場も取り壊され新たな住宅街が出現。
10年という月日は意外に長くて、時代を明確に進める。
11年前の2005年の丁度今頃、トップウォーターバス釣り専門の釣具屋をやろうと兄が言い出した。
その頃のバス釣り業界を取り巻くご時世は最悪。
バスバブル崩壊後の混沌、さらに外来法によるバス弾圧。丁度、ルアーショップが全国でガンガン閉店していた時代だった。
自分達は釣り業界の右も左も知らないド素人。それがよかった。
と、今、つくづく思う。現実を知らない分、理想だけが頭の中でどんどん膨らんだ。
同時期に開店した近隣のバスショップは残念ながら2店とも閉店した。これが現実?
ならばロットンは一体なんなんだ。
大手釣具問屋の営業担当者は、11年前の秋、僕らにはっきり言った。
「トップウォーター?三ヶ月で潰れますよ」
あれから10年。いまだ潰れず。
なにはともかく携わってくれた皆さんに感謝御礼。
これは何を意味してるのか。この10年を駆け抜けてはっきり答えを言える。
トップウォーターでのバスフィッシングは、日本のスタンダードバスフィッシング。
伝統であり文化であり、尚かつ、まだまだ発展途上の日本独自の釣り。
素晴らしい大衆娯楽。これはもはや不動といってもいい。
ロットン釣具店で、とことんこの釣り文化を見届けたい。
とことんブラックバス一筋。
大きな事は望みません。ほそぼそでいい。
なので、100年後もつづく老舗釣具店に皆の手で育ててください。

本気です。

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2016ロットン秋服「なにが三ヶ月で潰れるねんドアホ!スペシャル」

posted by ns at 21:57| 日記 | 更新情報をチェックする

2016年09月27日

D定食

昔ながらの定食屋が好きだ。だがこのご時世、減少の一途。近所でも随分と少なくなってきた。大抵は店主の名前に「屋」や「食堂」が付くものが多い。一番近所の食堂は山田食堂。いまだ健在。
さて、自分は定食について、ある持論をもっている。
それはアルファベット定食の方向性だ。残念ながらクランクベイトの話ではない。
現存する食堂でもアルファベット定食を出す店は稀になってきた。そんな昨今だからこそ、その面白味を楽しみたい。
簡単に言えばこういうこと。A定食、なんて安定感のある響き。はじめての食堂でも迷うことなく注文できる安心感がそこにはある。定番中の定番はA。そういうこと。
これがB定食になると、捻りが入る。完全にAを意識し、その逆をゆく定番を狙う。例えばAが和食ならBは洋食又は中華となる。大抵、この2つに注文は集中する。つまり二元論として立派に成り立っている。
お店の味を評価するなら、この基本となるAとBで十分だ。
しかしながら、ここから先が食堂好きには堪らない領域。
C定食。これは店主のセンスそのもの。個人的好みをふんだんに盛り込んだ、いわば自己アピール的なものが多い。C定食を用意している食堂は、間違いなくアタリ。飯屋の仕事に自信と誇りをもっている。はず。
そして幻のD定食。これはもはや挑戦又は実験に他ならない。さらに深堀りすると、このD(ディー)定食を注文した際に、店主がD(デー)定食と発音したら、それはもう貴重な文化遺産を掘り当てたとおもっていい。そもそも個人的にDをデーと発音する先達には極度な期待感を抱いてしまう性分だが、実際、自分はデー定食でガッカリしたことが一度もない。
これまでの最高峰のデー定食は、見た目こそウドンに牛丼だが、なんと牛丼の牛肉の下に焼きウドンが隠されているというトリッキーなものだった。まさにダブルファンタジー玉手箱。
こういう食堂はぜひ生き残ってほしいものです。
と、ファミリーレストランが大嫌いな自分は切に思うわけで。

が、本当に好きなものは獣肉でして、ジビエという言葉の響きに涎が溢れます。
最近、QFさんに四国のジビエソーセージを頂いて、おそらく仮眠中だった体内の野生細胞がガバッと目を覚ました。意識外の部分でそれを欲してるのがわかる非常レベル。
鹿定食 猪定食 野鳥定食 山羊定食 熊定食.......
いずれかが、D定食になっている食堂こそ、自分の理想の究極食堂!!!!

大衆食堂、万歳。
posted by ns at 22:12| 日記 | 更新情報をチェックする