
日本は世界が認める自動販売機王国。
犬も歩けば自販機に当たる。
だが、はっきり言って現代の自販機は相当カッコ良くない。
完全に商売と利便性のみに振り切った味気のない無表情な鉄の塊。
自分の子供の頃の自販機は違った。
シンプルにかっこよかった。
それこそ童心にロマンを与えるほど魅力的だった。
そう思わせたのは当時のあのバタ臭いデザインだったのか、
単に田舎モン根性の好奇心だったのか?
店内に同じ商品があっても、わざわざ店外の自販機で買いたいと思わせるほどの”誘惑箱”だった。
しかし、いつからかそんな自販機への想いは一切なくなった。無関心になった。
今では必要な時以外は視界に入っても全く”存在感ゼロ”の存在となっている。
自販機業界は実に勿体無い事をしてる。
商品にはアレコレとアイデアを凝らすが、販売機自体には関心が薄すぎる。
遊び心やカルチャー的要素をもっと積極的に取り入れればきっと売上も上がるし、なにより自販機の存在価値が上がる。
そして街自体も面白くなるとおもう。
先日、こんなどうでもいいと言えばそれまでの想いが湧き上がった。
”ローカルのプラグナイトvol2 in 徳島”
ローカルのルアーやグッズが買える前代未聞の販売機が徳島のランドロックにやって来るというので足を運んだ。
自転車 徒歩 電車 フェリー 市バス (友人の)車 とあらゆる交通手段を重ね旅気分を味わいながらローカルの自動販売機を目指した。
そして、ようやくたどり着き目的の自販機の前に立ったとき、一瞬にして子どもの頃の自販機への憧憬がフラッシュバック。
光り輝く自販機とそこに鎮座するローカルの作品群の存在感が相乗しあってとんでもないオーラ。
というか面白味。というかインパクト。というかこれぞローカルの釣趣。
ちなみに店外にはランドロックの超クールな名物自販機もあって、この日はほんと自販機に打ちのめされた。
ええ自販機は、ええお店と同様、商品以外にもプラスαの喜びを得る事ができる。
子供の頃、自販機に対し無意識ながらも、このプラスαを楽しんでいたんだと思う。
その正体に実態はなく、人それぞれの感性によって生じる感情。
個人的にローカルの販売機には、まるで中に人間でも入ってるんじゃないかと思えるほどの”親しみ”を感じた(笑)
販売機もアイテムも何から何まで全て素晴らしかった。
でも一番素晴らしいと思ったのは、このビジョンを描き、形にし沢山の釣り人を楽しませるトミー氏とその仲間の”心意気”と”遊び心”。
それに尽きる。